92. ピョン と 跳んで

まずはお掃除、自分の部屋だって毎日満足にお掃除するわけではない
けれど、何だか楽しいような気分になりました。
流しの下には新しいポリバケツと古いタオルが2枚、多分ぞうきん用。
新しいモップもあったのでまず、床にモップ、
私にしてはていねいにかけました。
それから机の上のぞうきんがけ。これも丁寧にできました。

ぞうきんを洗って、バケツに掛けて、自分の手も洗ったら、
流しに手ふきタオルがかかっていないことに気がつきました。
濡れた手で、ハンカチをバッグから出しながら、
篠原さんに言えばいいのかな、とちらっと思った。

自分の机に落ちついてみたら、
「ウン、いい感じ、がらっとしているけれど、居心地いい。」
と思いました。でも、カーテンがあった方がいい。

篠原さんの事務所は雑誌の仕事をしているようでした。
主な仕事先は、<私も名前を知っている子供の雑誌>を出している会社、
らしかった。いろんな雑誌、だけでなく本もたくさん出している。

あいうえお順の古い電話帳のページに赤い線が何本も引かれていました。
新しい電話帳にどうやって整理するのかしらとボーっと眺めていて、
喉が渇いていることに気がつきました。水道のお水をコップにくんで、
椅子に戻ったら電話のベル。

一瞬ぴょんと飛びそうに驚いた。
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by chigsas | 2010-06-20 07:23 | 小説