連載小説・・・・・・・・・9

オシロイバナの記憶———9
母の心の中で爆発したなにか

「あたしの、せいなの!」
そのあとも、私を抱きしめて、まだ、
しゃくり上げていたようでした。

あなたが私の前に現われた、今
だから、はっきりわかります             
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あのとき母の心の中で爆発した何か。
言いたかったこと。
父に言いたかったんです。きっと。
私にではなく・・・
 
自分の半分がもぎ取られた。いや、
もぎ取られたんではなくて・・・。
母は、
「全て自分の『心と言うか、持ってはいけない何か』
がもとで起こしてしまった。」
そう思っていたんです!  
by chigsas | 2013-07-20 21:04 | 小説