連載小説・・・・・・・・・13

母は私みたいな子どもが生まれたことを、母自身にたいしての罰と感じていたのです。
<自分の「思いの強さ」といおうか「我」がこういう赤ん坊の形になった>、
と思いこんでいたにちがいない。
見かけだけでなく、私のすること為すこと皆、母の気にさわった。
それはあたりまえだったんです。

今だから、分かります。私は今で言うなら、発達障害児だったんですから。

それで、美しく悧巧な妹が生まれたとき、母は自分の罪が濯がれたと、有頂天になったにちがいない。
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by chigsas | 2013-08-12 21:28 | 小説