カテゴリ:小説( 83 )

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by chigsas | 2013-07-04 18:53 | 小説
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by chigsas | 2013-06-28 03:21 | 小説
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by chigsas | 2013-06-23 15:13 | 小説
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by chigsas | 2013-06-15 18:14 | 小説
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by chigsas | 2013-06-11 20:03 | 小説
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by chigsas | 2013-06-08 14:49 | 小説
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by chigsas | 2013-06-04 19:00 | 小説
本当は、私の心の中に何かが
動いていたのかもしれないけれど。

体が濡れたシーツに巻かれているみたいに、
寒くて動けなかったんだ。あのとき。
と、今、思うの。

「うん・・・」
それだけだった。
あなた、たった一本の糸も引きちぎって、海の中に滑り込んでいったんだ。

お祭りは終わった。
だから・・・・・・。

私たちには関係ないお祭りだったけれど。

東町の家の玄関の前で、あのとき、
始まったかもしれないお祭り・・・。

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お終い
by chigsas | 2011-09-23 22:42 | 小説
「お祭りは終わった」って感じたの、
でも、あのときだけではなかった。

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「お祭りは終わった」って声、
何度も聴いていたんだ、
今思い返してみると。

最後にあなたが、
出かけていった夜、
あたしは一人だった。
本当に一人だった。
鹿浦さんの会社が整理されて、
あなた、仕事なくなったのに、
平気な顔していたのよね。
わたしもだけれど。

「鹿浦さんは田舎に帰って
お父さんの仕事手伝うんだって」
「あなたはどうするの?」
「うん・・・」

段ボール二つ持って帰った夜。
「うん・・・」といったまま
キッチンのテーブルの椅子にどんと座った。

わたしも、しばらく傍に立っていた。
そんなこと一度もなかったのに。

ななめ後ろからあなたの頭を見た。というか、
頭が目の前にあったの。
二十年以上も、そばにいたのに、
そういう角度であなたを見たのは、あのとき初めて。


そして
「あ、ずいぶん髪が薄くなったんだ」と思っただけ。
頭の地肌が見えたの。
by chigsas | 2011-09-15 20:07 | 小説
私が、あの事務所にいる理由、私からみても、
篠原さんから見てもなくなっているのは、はっきりしていたんです。

あのころ、もう
私は田中さんとほとんど行き来なくなって、
篠原さんも田中さんとは疎遠になっていたような。

私いつの間にか、あなたに、仕事のことや事務所のことを話さなくなってた。

あなたの一言で、私をまとめていた何かが、ぱらっと切れて落ちた。
「うん。やめて、いい?」
「・・・」

当たり前ののように、そのすぐあとに私は篠事務所を辞めた。


ほんとうは、あなたのほうが、仕事やめたかったんだ! あのとき。

どうして今まで気がつかなかったのかしら? あたし。
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by chigsas | 2011-09-10 15:05 | 小説