突然はじけた?・・・8

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下の兄が、頭の中に溢れそうなことをその場
にそぐわない明るい色で、
ポロッとこぼすように、話しだす。
「カネジッ!!」

お祖母様の鋭い声が飛ぶ。

くすんだ茶色の空間と時間が
すーっと靄のように流れ込んでくるのです。それで、

いっそう寒くなってしまいます。

細い田舎道のどん詰まりでした。
流れは急だけれど細い川から、
ろの山に向かう緩やかな斜面に
暗く茂ってしまった大木たち。

その中に
暗い大きな屋敷が沈んでいたんです。

少女が生まれる前の時間が、
その屋敷にどのように流れたかは、

知りません。

祖父が亡くなると直に、
年のはなれた祖父の弟が美しい嫁を取った。