連載小説・・・・・・・・・11

「わしも、詳しくは知らんかったけが。音沙汰なくなっていたケイちゃまが
裏日本の小さな町にいるらしい。さとサマが会いにいったらしい。

おふくろが親父とコソコソ話していたのを、聞いただったか・・」

「しばらくして、
さとサマがあんたたち3人を連れて親戚一門に挨拶にまわったんだっけが。
そのとき始めてあんたのお母さんを見たっけに・・・」

「こんな田舎では見たこともないハイカラな人。だっけえ。」

父の遠縁のツネオジさんから、ずいぶん昔に聞いた話。
                    
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by chigsas | 2013-08-01 06:32 | 小説